今日の疑義照会は、カルテに次のような記載があった方
アセトアミノフェンで肝酵素↑、トアラセットへ
処方
アセトアミノフェン(200)9錠分3 …中止
トアラセット配合錠3錠分3
トアラセットにもアセトアミノフェンが入っていますよね(1錠に325mg)
もしかして単剤のトラマドールOD錠の方がよいのでは？と思い確認する事にしました。
ついでに、オピオイドは吐き気の副作用も高い確率で起こるので吐き気止めも提案したいし。
いざお電話しようと思ったら、先生は午前中外来でした…。
外来中はなるべくお電話かけないようにしています。
でも処方は昼からだから急ぎで確認したいからどうしようかなぁ…と思い、外来クラークさん経由で聞くにも、ちょっと話がゴチャつきそうだと思ったので、今回はメールで問い合わせてみる事にしました。
循環器N先生 御侍史
外来のお忙しい中恐れ入ります…。入院患者様のお昼からの内服の事で確認させていただきたいことがあります。云々…。
その結果、すぐにお返事いただけて「アセトアミノフェンが入ってるのは知っています。量が減るからOKです」のコメントと共に、ドンペリドンの処方も出していただけました。
アセトアミノフェンを肝酵素上昇の被疑薬としながらも、切らないんですね。
ちょっと腑に落ちない感じもしましたが、AST,ALT上昇も軽度だったので、今後も検査値を追ってみたいと思います。
吐き気止めについては以前も迷いましたが(こちら)、まだ起きていない副作用の予防薬を出すってちょっと悩みます。でも吐き気で患者さんに嫌なイメージを持ってほしくないから、初回投与で問い合わせができる状況なら提案していこうと思います。
整形の先生もけっこう処方してくれてますしね。
