内科のA先生から係長にお電話が
「肝疾患の患者さんにレミッチを処方しましたのでよろしくお願いしますー」
係長から調剤室へ
「レミッチの処方が出たそうです。肝臓も適応あったよね?」
ありまーす。
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私と係長のように長く薬剤師をしていると、昔のことの方がよく憶えているってことがありまして。
( ´∀` )
レミッチは発売当初(2009年1月)は「血液透析患者におけるそう痒症」しか適応がなかったんです。
この時点では腹膜透析は、ダメですよ。
その後、慢性肝疾患のそう痒症にも臨床試験を行って2015年5月に慢性肝疾患患者におけるそう痒症の改善」が追加になりました。
その後、腹膜透析患者さんでも有効性と安全性が確認されて2017年9月に「腹膜透析患者におけるそう痒症の改善」も適応に追加されたんです。
だから、発売当時の記憶が残ってて、つい「肝臓も適応あったよね?」って確認したくなっちゃうんですよね~。
レミッチが発売される前は抗アレルギー薬を飲んでも痒くて眠れない患者さんになんとかしてあげたくて重曹水で清拭してあげたり工夫して、レミッチが発売されてからも「腹膜透析は?肝疾患のかゆみは?」って医師から聞かれて、適応外でおそるおそる使ったりしたような記憶があります。
適応追加してくれて、よかった。
でも1錠914.7円、高い!
ちなみに用法は1日1回、夕食後又は眠前となっていますが、睡眠障害につながる夜間のかゆみを取り除くことがより重要なためと、副作用に傾眠や浮動性めまいの報告があるので運転とかしないようにっていうことがインタビューフォームの用法および用量の解説っていうところに書いてありますよ☆