久々に外来処置室の補充に行くと、イミグランキット皮下注が1箱と、注入器が2箱置いてありました。
どうして1と2なの?と素朴な疑問をアビーに聞くと、定数は1Aなんだけど、2A入りで分けられないから仕方なくそんな感じになっています…と教えてくれました。
そんな会話をしたまさにその日、外来でオーダーが入りました。
イミグラン注キットを初めて使うので、よく分からない。
薬剤師さんちょっと来てください~💦
看護部で勉強会をしてるはずなんだけど…、私と同じように勉強不足の看護師さんがいたようです。
↑青い本体は、薬液が2本セットになって封緘されてる状態です。
注入器も箱開けて写真とればよかった(^^ゞ
代わりに使用説明書の絵をみてね。
使い方を見たことないかたは、↓のイミグランキットの使用方法の動画を見てくださいね。
ちなみに、これまで使用してきたイミグラン注のアンプル製剤はすでに販売終了されており、2023年3月で経過措置が切れます。なので日本中がこのキット製剤に切り替わったんですね!
自己注射をする方には、清潔に持ち歩けて簡便で使いやすそう。
しかしこのキット製剤、処置室で使う時には、1回打ったらその患者さんはほぼ帰宅しますよねぇ。
注入器1に対して2Aセットの形態なんだけど…この注入器は他の患者さんに使いまわし??それとも使い捨て??
そんな疑問をもちましたら、頭痛学会からの見解と製造元の返答がありました。
頭痛学会としては「インジェクターの消毒・滅菌処理をせずに患者間で使いまわすことは推奨できない」とし、製造元としては「そのまま別の患者に使用してもよい」との見解が回答されたようです。
やっぱりみんな、「使いまわすの・・・?」って思って質問したんですね(>_<)
当院は患者さん毎に注入器を変えられるように、1キットに1注入器をセットで置くことにしています。
初めてみる形態だと、1度に2本打つのかな?と思ってしまったりしそうです。脳外のH医師も「これは…(間違えそうだ)」と仰っていたようです。
しっかり理解したうえで患者さんに使いましょう。
調剤薬局のヒヤリハットで10キット(20筒)処方されていたが、薬剤師は5キット(10筒)しか調剤しなかったというのもあるみたいですし、うん、予習大事。