非弁膜症性心房細動の患者さん。先生から持参薬を再開してと指示されたハマちゃん。
年齢、体重、腎機能をチェックして「先生、この方は入院前はエリキュース5mgを1日2回服用されていましたが、現在は85歳で50㎏ですので1回2.5mgへの減量が必要かと思われます」と上申。
エリキュースの添付文書にある減量基準を復習しますと
＜非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制＞
- 次の基準の2つ以上に該当する患者は、出血のリスクが高く、本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるため、1回2.5mg 1日2回経口投与する。
- 80歳以上
- 体重60kg以下
- 血清クレアチニン1.5mg/dL以上
（禁忌）腎不全（クレアチニンクリアランス（CLcr）15mL/min未満）の患者
注）＜静脈血栓塞栓症（深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症）の治療及び再発抑制＞で使用の場合は減量基準なし
（禁忌）重度の腎障害（CLcr30mL/min未満）の患者
長い間薬を飲んでいると、投与量が見直されずに漫然といってる場合があります。こういうタイミングで見逃さずにチェック。
もちろん、先生からは「じゃあ減量してください」と。
4年目薬剤師のハマちゃん、笑顔でニコニコ頑張ってます！
