「ベオーバ ライブセミナー」をAIに聞かせてみたら

見聞きしたこと(勉強)

キッセイ薬品のβ3作動薬の勉強会がありましたので、Wordに一緒に聞いてもらってAI君に要約してもらいました。

手順としては、下記の2段階。
自分備忘録も兼ねてます( *´艸`)

《音声からの文字起こし》
Mikrosoft365にログイン

Wordに移動

ディクテーションをクリック

マイクのマークを押すと音声を文字に変換開始!
(同じPCで同時にできなかったので、スマホでセミナー見ながらPCで開いたWordに聞かせました)

《chatGPTに要約してもらう》&Wordに保存
「以下の内容をカテゴリ分けして見出しを作り、詳細に分かりやすくまとめてください」と、プロンプト(命令文)を入れる

2,3行空けて(shift+enterだよ)、上記で文字起こしした内容をコピペする

要約された内容をWordに貼り付ける

「挿入」「目次」で目次をつけて保存  ※目次、初めて知ったけど便利

AIがライブセミナーを要約してみた

chatGPTが要約した内容をそのまんま以下に貼り付けます。
青字の部分は私(人間!)が修正・追加した箇所です。

1. イントロダクションと背景

  • 講演のテーマ: 過活動膀胱の治療におけるβ3作動薬の選択。
  • 目的: 25分間にわたり、最新の研究や疫学調査のデータに基づき、過活動膀胱の治療選択について解説する。
  • 共催: 共催者からの講演料や製薬会社との関係についての説明が行われた。

2. 過活動膀胱の疫学と影響

  • 疫学調査結果:
    • 日本の排尿機能学会が約20年ぶりに下部尿路症状の疫学調査を実施。
    • 対象: 20代から90代の男女、各約3000人を対象にインターネット調査を実施。
    • 結果: 過活動膀胱の有病率は20代以上で12%、40代以上で14%と推定。40代以上で約1000万人以上の患者がいると推定。
  • 症状の影響:
    • 主な症状は夜間頻尿、昼間頻尿、尿意切迫感、切迫性尿失禁など。
    • 男女ともにこれらの症状が日常生活に大きな影響を与えている。
    • 特に女性では複雑性腹圧性尿失禁が生活への影響が大きいと報告されている。

3. 治療薬の選択と推奨

  • 治療薬の選択:
    • 過活動膀胱の治療には主に抗コリン薬とβ3作動薬が推奨される。
    • 抗コリン薬は認知機能障害のリスクがあるため、認知機能に影響がある患者や男性で前立腺肥大がある場合にはβ3作動薬が推奨される。
    • 別疾患ですでに抗コリン薬を飲んでいる方もβ3作動薬が選択される。
  • 処方パターンの変化:
    • 欧米のデータでは、抗コリン薬が認知機能障害のリスクとされる研究結果が出た後、β3作動薬の処方が増加していることが報告されている。
    • 日本でも2019年頃から抗コリン薬の処方が減少し、β3作動薬が増加している傾向が見られる。(抗コリン薬とβ3作動薬の処方量が逆転したのが2019年で、それ以降はβ3作動薬の方が処方量多くなったというグラフを示している

4. β3作動薬の臨床データと効果

  • 臨床データの紹介:
    • 複数の研究データを基に、β3作動薬の有効性が確認されている。
    • ミラベグロンなどのβ3作動薬は、抗コリン薬に比べて認知機能や心循環系に対する影響が少ないとされている。
      (ここは受容体の話が大分はしょられているな…文字起こしが誤字だらけだから仕方ない)
  • 効果の比較:
    • 研究結果では、β3作動薬と抗コリン薬の効果はほぼ同等であり、副作用も少ない。
    • β3作動薬が特に切迫性尿失禁の改善に有効である可能性が示されている。

5. 研究のまとめと今後の課題

  • 研究結果の総括:
    • 研究結果から、過活動膀胱の治療においてβ3作動薬が有効であり、高齢者や認知機能障害を持つ患者に適している。
    • ミラべグロンとビベグロンは有効性が同等で副作用も臨床的に目立ったものは無く2剤間には大きな差がない
    • (治験は女性のOAB対象だったので)今後は、男性や超高齢者を対象としたさらなる比較試験が重要となる。
  • 実臨床への応用:
    • 切迫性尿失禁のある患者に対して、β3作動薬が選ばれるケースが増えている。
    • 患者の症状を正確に把握し、適切な薬剤を選択することが求められる。

6. 質疑応答

  • クロスオーバー試験に関する質問:
    • クロスオーバー試験でビベグロンを好む患者が多かった理由について、切迫性尿失禁への効果が強く感じられた可能性が示唆されている。(とはいえ、治験において統計学上のリミテーションがありパワー不足ではある…という演者のニュアンスはAI君が表現するのは難しい)
  • 実臨床での患者対応:
    • 切迫性尿失禁や尿漏れを隠す患者への対応として、同居者や介護者からの情報収集も行っていることが述べられている。
    • ベタニス(ミラべグロン)は生殖機能を有する患者への注意が添付文書にあるので、ベオーバビベグロンは注意書きがない分使いやすいのかもしれない。

AIが要約してくれた感想

はい、今回はWordのディクテーション機能に文字起こしをしてもらってからAI君に要約してもらいましたが、いかがでしたでしょうか?
すごいですよね!

青字がちょこちょこ入ってるのは私の追記なんですが「肝心なとこ抜けてるじゃん!」と思いながら書きました。AI君は要点が分からないのかな。

Wordのディクテーション機能というのを初めて使ってみたんですけど、文字起こしの段階で誤字だらけでした。
例えば…

Word
Word

どっちを選ぶかとベーグルの方が少しビグロの変革する患者さんちょっと多かったかなと思いますし

(笑)! 何言ってるんだか分からない!
漢字の間違えも…

両群 → 両軍
残尿 → 残業

他にも色々とあって文章になってないのに、とりあえずそのままポーイってAIに丸投げしたら、ものの数秒で上記の要約文(記事)が出来上がってきたんですよ。

青字で沢山追記しちゃったけど、大筋はちゃんとできてますよ。すごくないですか!? AIって!!

なんでこの文章でまとめられんねんってツッコミました。
(多分分からないところは抜かして誤魔化したんでしょうけど)

そうそう、AIを使ってると、うまい言い回しでよく誤魔化してくるので、さらに時々嘘も書いてくるので、ファクトチェック(正確性・妥当性を検証)は必須です。

文字起こしされた段階できちんと日本語修正してからAIにお願いすれば、もっと詳しい内容で仕上がりそうですね。

でもリスト化されて見出しもできてたから超便利~。
今回本当に貼り付けただけなんです。

途中で「あっ、機械に負けた!」と思ったのが…耳で「ちゅうかん頻尿」って音声が聞こえた時に、ちゃんと「昼間頻尿」って書かれてたこと!

機械なら「中間頻尿」って書くかと思ったのに…。私一瞬そう思ったのに…。

薬剤師は勉強会が多いから、自分記録用として便利かなと思って試してみたんですけど、まぁ、勉強会のレジメやパンフレットが手元にない時には便利かもしれないなーと思いました。

もし自分もやってみようって方がいたら、セミナーの録音は講師の許可を得ないと著作権の侵害となる可能性があるようなので、気をつけてくださいね!


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