当直明けのあびーが、ケモの患者さんの内服処方とにらめっこしてます。
あびー、どうしたの?
こちら、本日からFOLFIRINOXに切り替えとなった患者さんの吐き気予防の処方ですね。
院内で最初のFOLFIRINOXです。切り替えの原因はこちらアブラキサンの出荷調整。
おや、アプレピタントはケモの開始より1時間〜1時間半前に飲むんだよね。夕食後じゃダメだよ。それにプロトコだとデカドロン8mg2×なのに、リンデロンになってるね。あれれ?
周囲の薬剤師たち「コロナのせいでデカドロンが入荷しづらくなってるから、リンデロンに変えてくれたのかなぁ?」「誰か外科のT先生に話した?」「デキサメタゾンとベタメタゾンは力価が同等ですよね」…でもよく見たら量も半分になっちゃってるからやっぱり聞かなきゃダメか。
あびー「もしもしT先生、まずアプレピタントなんですけど」
T先生「あぁ、飲む時間でしょ…朝で…」
あびー「プロトコだとデカドロンなんですが…」
T先生「…ですよね。デカドロンにしてください。」
⁇⁇なんだか先生、問い合わせがくるのが分かっていらしたかのようなお答えぶりだったそう。
あびーは「先生おっとりしてるんですよー」って言ってたけど、どのような意図で処方されてたのかは謎のまま。
プロトコ通りで問題ないのなら、そのまま処方していただけると大変ありがたいんですケド…ね。
当直明けのあびー、最後までありがとうございました。
ちなみにこの患者さん、前回骨髄抑制の影響でGnP①クールを完遂できていないことや本人の状況を考慮してFORFIRINOXの5-FU bolus中止を主治医に提案してそのような処方になっているとのこと。外科病棟担当の薬剤師さん、カルテの記載ありがとう!