フィジオ140は周術期のみですよ

見聞きしたこと(勉強)
ペンタ君
ペンタ君

フィジオについて面白い話があるんですよー

しらたま
しらたま

教えてくださーい♪

ある日の昼下がりのこと。
「面白いか分かりませんけど…」と前置きしてから、ペンタ君が語ってくれました。
わたし的には面白かったので、今日はそれをネタにしたいと思います。

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私がもつフィジオのイメージは
「数あるリンゲル液の中の一つで、OPE室で使うやつ」
「整形の先生が変わるたびに採用が増えるなー」
「酢酸か乳酸か先生によって好みがあるみたい」
という漠然としたものです(;^_^A
え?みんなはもっと詳しく知ってるって?
そうですか…

では、せっかくなので、まずはフィジオの基本情報から見ていきましょう。

1%ブドウ糖加酢酸リンゲル液
まずはフィジオというお名前。
Physiological(フィジオロジカル:生理的な)と、ナトリウム濃度「140mEq/L」に由来するそうです。
当院はフィジオ140のみ採用しています。

  • 従来のリンゲル液の急速注入時にナトリウムやマグネシウムの血中濃度低下が報告されていることを考慮して、ナトリウムは多めに、そしてマグネシウムを添加したのが特徴。
  • 5%の糖質含有では大量・急速投与した場合に血糖の異常上昇や尿糖排泄を惹起する可能性が指摘されていたことから、過度の高血糖及び尿中グルコース排泄を回避しつつ、肝臓グリコーゲン含量の低下を抑制する目的で、ブドウ糖を1%配合したものとなっている。
  • アルカリ化剤としては酢酸ナトリウムを配合している。

ちなみにアルカリ化剤は「乳酸」→「酢酸」→「重炭酸」と発展してきました。
当院の採用もその順で増えていったような気がします。

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で、本題のペンタ君が教えてくれた話に移りますね。

ひと言でいえば
周術期でもない患者さんにフィジオ140が処方されていたので
「ダメですよー」って連絡して、他のものに変えていただいたっていうお話…なんですけど。

皆さん分かりますか?
正確には「当院の採用が140だけなので使えないんですよー」ということなのですって。

さぁさぁ、適応を確認してみましょう!

フィジオ140【効能・効果】
循環血液量及び組織間液の減少時における細胞外液の補給・補正、代謝性アシドーシスの補正
《効能・効果に関連する使用上の注意》
本剤はエネルギー補給を目的とした薬剤ではないため、エネルギー補給を目的に使用しないこと。

フィジオ70【効能・効果】
・大量出血を伴わない循環血液量及び組織間液減少時の細胞外液の補給・補正
・代謝性アシドーシスの補正
・高張性脱水又はその傾向が認められる場合の細胞外液の補給・補正

フィジオ35【効能・効果】
経口摂取が不能又は不十分な場合の水分・電解質の補給・維持、エネルギーの補給
《効能・効果に関連する使用上の注意》本剤をエネルギー補給の目的で使用する場合には、患者の必要エネルギー量や経口摂取量など、また、高カロリー輸液や経腸栄養剤などの適応を考慮の上、使用すること。

こんなに適応が違うのですね。
140しか採用していなかったから、気にしたこともありませんでした。
ただ漠然と「OPEで使うやつ」って思ってたっていう(笑)
※私が知らなかっただけで、周りの薬剤師は優秀ですから知っていたと思います。皆さん本当に勉強家なんです。

フィジオ140 → OPE、周術期

フィジオ70 → 簡易OPE

フィジオ35 → エネルギー補給

140しか採用がないので、周術期以外は使わないんだって覚えておけばいいですね。

ペンタ君はほかの病院で経験・勉強してきたことを、惜しみなく教えてくれます。
持ち前のお喋り能力を遺憾なく発揮されていて素晴らしいと思います👏

ずっと同じところで仕事していると視野が狭くなるので、知らないことを教わるのは楽しいし、有難いです。またよろしくお願いします。

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