しらたま「薬局長〜。先日はMohsペーストを作ってくださり有難うございました。」
薬局長「あぁ、昨日もまた作ったんだよ。一度で終わりかと思ったら、効果がよくてもう一度…とね。外来だとできないようでケモをやる日に入院して使うんだけど、またやるようならレシピをちゃんと残さないとだね。」
薬局長にMohsペーストを作った感想を伺おうと思って話しかけたんですけど、今日も処置するというお話を伺って、私の心はそっちにとんでいっちゃいました。
どうやって使うんだろう?前回の効果はどうだったんだろう?何しろ未知…。
前回の処置がどのようだったか、ちょっと振り返ってみましょう。
Mohsペーストによる腫瘤除去
(大腸癌から左大腿皮膚転移)
患部の周囲にワセリンを薄く塗布し、Mohsペーストを塗布する。
30分ほどで洗い流し、部分的に除去ができた。
無理にはとっていないので、出血は少量。
1日1回洗浄後にカデックス軟膏ガーゼ保護を指示。
↑これが前回の様子です。
ケモのタイミングで入院して入院中に2回くらい塗布する感じでやるよう。
この後も入浴後に取れてきたりと、少しずつ除去できていったようですね…。
昔々、新人の頃…頬に皮膚癌ができてしまったおばぁちゃんがいて、長らく在宅で訪問薬剤指導をしていました。ご本人も患部の臭いを気にされていたのに何もできなかったことを思い出します。
その時は悪臭や浸出液の量が多くて困っていました。ちょうど様々なドレッシング材も開発されていた時期だったので、スキンケア専門のWOCナースと一緒に何とかしたいと頑張ったんですけど、太刀打ちできなかったというのが正直なところでしょうか…。
今回の患者様に、よい効果がある事を切に願います。
↓Mohsペーストのために購入したものたち
ペーストの調整は難しいって聞いたのですが、そこのところをインタビューするのを忘れちゃいましたね。成分の効果とかも載せたかったけど…今回はとりあえずここまで!
継続するようならレシピを作成ですね。