病院勤めの傍ら、調剤薬局で修行中です。
備忘録を兼ねて、教わったことや勉強したことを記録していきたいと思います。
今日は始業前に「冷蔵庫の中にはどんなものが入ってるのかな~?」とみていたところ、ベテラン薬剤師の先輩がルムジェブについてお話してくれました。
先輩
新しいインスリンに切り替えてくることが多いよ。
ルムジェブは超即効で、なんと2分以内!
「いただきます」で打つ感じだね。
添付の説明書をみると…
「食事開始前の2分以内」
「食事開始から20分以内」
と書いてあります。
おおぅ…。
いつも目にしているインスリンリスプロ(ヒューマログ®)は食直前(15分以内)ですが、こっちのリスプロ(ルムジェブ®)は本当に食事の直前(2分以内)なんですね!
血中濃度の違いは↓
同じリスプロなのに、添加物を加えたことで驚きの効果発現につながっています。
他剤から切替時の単位は同量でいいので、打つタイミングだけしっかり説明が必要です。
ついでに近くの引き出しにあったグルベス配合錠(グルファスト+ベイスン)も「食直前5分以内」と教えてくれました。
グルベス配合錠は食事中あるいは食後に飲み忘れに気づいた場合はその回は飲まないようにします(メーカーHPより)。
朝こんな説明を受けていたら、ちょうどルムジェブ使用中の患者様がいらっしゃいました。
男性のその方は「お昼の注射も別に困ってないよ~」とサラッと流されてしまいましたが、もしOLさんだったら、昼食を食べる直前に会社の席で打つのは困るかなぁ…とか想像してしまいました。
どちらも普段は接しないお薬だったので、こうして新しいことを覚えるのが楽しくもあり、大変でもあります(笑)もう年だから~。