本日はマルホ主催の在宅×皮膚疾患webライブセミナーを聴講しました。済生会川口総合病院 皮膚科 高山かおる先生「フットケアでQOLアップ!高齢者の足の特徴と在宅でできるフットケアの提案」
今までフットケアというと糖尿病性壊疽を思い浮かべていましたが、普通の老人も爪の手入れをしないと肥厚して歩けなくなってしまうということを知りました。
爪が分厚くなると普通に切れなくなりますし、伸びて丸まった爪が皮膚を傷つけて潰瘍になってしまったり、とにかくQOLによろしくない、と。フットケアをして清浄に保ってあげることでADLが改善したり医療費が年間8万円の削減になるなど、知らないことだらけでした。
自分の義父は半身に麻痺があり義母が介助をしてくれていますが、いつも靴下をはいているので足の爪は見えません。ちゃんと切ってるのかな…?とちょっと心配になりました。
家族が切ってあげられないと、病院・訪問看護・巻き爪治療院(←うちの近所にも最近できました)などで切ることが可能ですが、実は大病院では点数がつかなかったり、訪問看護は爪まで目が行き届かなかったりで「誰が爪切りするの?」っていうことで放置されがちなんだそう。ましてやネイルケアのお店に行くとかお年寄りにはハードルが高いですよね。(自分も妊婦だったときは爪を切るのが大変で放置気味でした…)
そこで高山先生は「薬局で切ったらどうだろう!?」と思いついたんだそうです。お薬をもらうために日ごろから通い慣れている場所で切ってもらえたらいいんじゃないかと。確かに!素晴らしいアイデアだと思いました。すでにいくつかの薬局に専門員を配置して試みを始められているそうです。こういったサービスが広く世に知れ渡るといいなぁと思いました。