ヘパリンCa5000単位皮下注 出荷調整

出荷調整

昨日、薬の卸問屋Mさんから「ヘパリンCaが今月分の割当て量を超えてまして、もうこの1箱もなんとか捻り出してきたんですわー」と言われました。頑張って入荷してもらって有難いのですが、割当てって…ついこないだまで必要な数を自由に購入できていたのに。いつの間にか、複数の薬がこれまでの購入実績に基づいた数で制限をかけられるようになってきました。割当てと言われる薬品がどんどん増えてきました。もう覚えておられん。

その症状の入院患者さんがいれば使うし、いない月は出ないし…って当たり前なんだけど、数を決められちゃうと足りない時は全然足りないし、出ない時は余っちゃうし。で、今はヘパリンCa1日2本つかう患者さんが3名いらっしゃいます。在庫の残りは18本、1日6本使うから3日分しかないよ(汗)今月もう入荷しない…ハイ、アウトです。

「薬局長〜(涙涙)すみません、かくかくしかじかです。どうしましょう!」

「ヘパリンNaに切り替えてもらうかぁ〜。いーよいーよ、ボクのお仕事ですから。」

「ありがとうございます‼︎よろしくお願いします‼︎」と、これで安心して私は通常業務に戻るわけですが、ヘパリンの類が最近よく使われていて、その違いがイマイチ頭の中でまとまらない。今度ちゃんと調べて整理しなくっちゃ。

そうこうしているうちにヘパリンのメーカーさんからお電話がありました。「コロナの血栓予防目的で需要が増加していて、直近での更なる需要増に追いつかなくなりました。」わー、割当てどころかメーカーからのガチの出荷調整でした。そういえばコロナが増えてからプロポフォールとかヘパリン、デキサメタゾンとかの需要が増えてるって言ってたもんね。うん、私も知ってたはずだわ。仕方ない。そう思うとヘパリンNaはまだ流通してて、本当にありがたいな。

後日談

整形の先生から「ヘパリンCaまだ入りませんか〜?持続点滴だとリハビリが進まないんだよね」

なるほどなるほど!調剤室にこもりきりの私には考えが及びませんでした。確かに点滴繋がったままだと動けるものも動けなくなりそう(泣)泌尿器の先生からも入荷時期について聞かれたし、結構必要性が高い薬なのだと改めて感じました。

タイトルとURLをコピーしました